小説

いろいろアイデア

えーと…小説はしばらくお休みにしてという話でしたが、一応頑張って書いてみたりしてますんで、完成したら、その作品を少しずつうpしたいと思います!

↓今、制作中の小説↓

その①(タイトル未定)

少年がもう1つの世界の皇帝になって、なんやかんやする物語。

          

その②(タイトル未定)

未来から来た人形のお話。

              

その③(タイトル未定)

オンラインRPGの世界に入り込んでしまった少年(?)の物語。

           

今のところはこれだけ。完成するかも気分しだい(笑)完成すればいいほうだな。順番的に、その③が一番に出来上がるかと・・・。てか、そういう設定だけ考えてストーリーは飽きて途中で放置ってことが多いので、困ったもんですよねww

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屍日記 【夏休み編】⑦

旅館に帰った俺は、ずっと落ち込んでいた。

「も・・うぅ・・・だめだぁ・・・。」

「ねぇ、屍乃兄帰ってきてからずっとあの調子だよ?大丈夫かな?」

「こういう時は、ほっとくのが一番だ。」

「ふ~ん。分かった。」

兄と弟がこっちを見ながら会話をしている声も、今の俺には聞こえなかった。

「あぁぁぁ、生きる気力がぁぁぁ・・・。」

                    

「はっ!!!」

目が覚めて気がついたら、そこは車の中だった。

「これは・・どういう状況だ?」

「お前、何も覚えてないのか?!」

兄が後ろの席から聞いてきた。

「えっ!?何かあったのか?」

「もう旅行は終わったぞ。」

「はぁっ!?嘘だろ?!今日の記憶なんかないぞ俺!」

「じゃぁ、その手に持ってるのは何だ?」

「ん?これは・・最後の日に行く予定だった遊園地の・・・」

「マスコットキャラクターだ。」

「そんな・・・終わっちまったのかよ。」

「今日のお前は魂抜けてたからな。話しかけても何の反応もない。」

「そうそう!ずーっと『もう、だめだ。』みたいな事つぶやいてたし。」

弟が同意の声をあげる。

時刻はもう9時を過ぎていた。あと、数十分もすれば家に着くだろう。

のどが渇いていることに気づいた俺は、近くにあったサイダーを一気に飲み干した。

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屍日記 【夏休み編】⑥

今俺は猛烈に落ち込んでいる。

明日が『人類最後の日』と宣告された奴ぐらい落ち込んでいる。

いや、これは絶望か?絶望だな、これは。

(30分前の出来事)

「もう!お願いだから譲ってよ。これ!」

「そんなことできるわけないだろ?!」

「そうねぇ・・・。じゃあ、こうしよ!コイントスで表裏を当てる奴。3回勝負!!」

「う~~ん・・・。よし!その勝負受けてたつぜ!」

「それじゃ、ミラクリングおこう。」

俺と少女は同時にリングを置いた。

「よし。あなたがコイントスしてね。」

やけにニヤニヤしてるのが気になったが、従ってやった。

「え~っと、10円玉・・・10円玉っと、あった。」

そうして、前を向いた瞬間、そこに少女はいなかった。

そして、ミラクリングもなくなっていた。

「へへ~♪もーらいっ!!」

そして、後ろを振り向きながらレジに立ってる少女を発見した。

「ああぁぁぁっっ!!!!この野郎!だましたな?!」

駆けつけた時には、もう手遅れだった。

「へへ~んだ!買ったもの勝ちだもんね♪それじゃ、さよなら~~♪♪」

「この!待ちやがれ!!」

何たる不覚!騙された上に、さっきの行動に気づけなかった自分が憎い!

店の外に出た時には、もうその少女の姿はなかった。

曲がり角を出て、大どうりに出た。

そして、辺りを見回すと、さっきの少女が自転車をこいでいた。

「あぁぁぁぁ・・・。」

立ち尽くした。諦めるしかなった。

「クッソ!クッソ!!クッソォ!!!」

アイツ・・・絶対に・・・って、あれ?

「これは・・・夢で見たのと同じ?!」

不思議な気持ちのせいか、少し心が落ち着いた。

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屍日記 【夏休み編】⑤

3時間のあいだ、ずっと歩き回った・・・。

が、しかし!面白いものは見つからなかった。

「ま、こんなもんだろ・・・。少し残念だけど。」

諦めて帰ろうとして、俺は帰路についた。

来た道とは別の道を通って帰った。まだ時間あるしね。

辺りは、すべてを真っ赤に染まってしまいそうなほどの夕焼けだった。

「こんな綺麗な夕焼け・・・あの時を思い出すな・・・。」

こんな夕焼けの日の想い出。

よくは覚えてない。でも、完全に忘れてもない。

小学一年生のときだった。あの時、何かがあったのだ。

でも、その何かをはっきり覚えてない。

困ったねぇ・・・。

                                                             

しばらく歩いていたら、変わった感じの店が突如として曲がり角の向こうにあった。

一回通り過ぎたが、あまりに異様な雰囲気をかもし出していたので足を止めた。

「これは期待できそうだぜ。」

迷いなくズカズカと店に入り込んだ。

あまり大きい店ではなかった。

少し暗めの照明と外から見えないような薄黒い窓がさらに店を狭く感じさせる

怪しげで、見たこともないような商品が並んでいた。

店の雰囲気にピッタリだ。

その中に俺をとりこにしてしまったものがあった。

「こ、これは・・・・・!」

びっくり仰天だった。こんなとこで、こんなものに会えるとは。

「ミラクリング。ネットでも売ってないのに・・・。今日の俺はついてる!!」

それは、とある伝説の腕輪だと聞く。

その伝説とは、付けた人の願いが叶い、幸福になるといわれている。

その他にも色々あるらしいが、知ってるのはそのくらいだ。

「しかも、値段は・・・1980円!!!こいつは買いだ!!」

ミラクリングに手を伸ばした瞬間、同時にもう1つの誰かの手がミラクリングをつかんだ。

「あっ!」

「あっ!」

女子だった。身長もさほど変わらないくらいの。

しかも、結構可愛かった。ま、俺はなんとも思わなかったけど。

「ねぇ?その手どけてくれない??」

「はぁ?!冗談。どけるのはお前のほうじゃないのか?」

「困ったなぁ・・。私これどうしても欲しいのよねぇ・・・。」

ま、俺じゃなかったら手を離してしまいそうな可愛い顔で言ってやがる。

だが、俺も絶対ひるまない。

「そりゃぁ、俺も困ったな。」

2人のにらみ合いが始まった。

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屍日記 【夏休み編】④

あれから、2週間が過ぎた・・・。

部活動も3年生が引退をした。

少し寂しくなってしまった・・・。はは、寂しがるのは柄じゃないな。

でも、寂しがらないと先輩たちが可哀想だったからな。

さて、今のは前置き。

これから俺は家族と一緒に、なんと、旅行に行く事になったんだ。

一泊二日の旅行だ。メッチャ、楽しみ。

どんな街が待っていて、どんな出会いがあるかとか・・・考えるだけで胸いっぱいだ。

今は車に乗ってて、高速道路を爆走中。

暇なんで兄弟が騒いでる中、俺は眠りについた・・・・。

                 

「クッソ!クッソ!!クッソォ!!!」

あぁ、せっかく見つけたのに・・・。

アイツ~!!!!許さねェ~・・・絶対に・・・。

                 

ぉぃ・・・おい!

「うあぁ!・・・脅かすなよ。」

「旅館ついたぜ?」

兄に体をたたかれて起きた。

どうやら夢を見ていたようだ。

車はエンジンが切れており、すでにど旅館の駐車場に止めてあった。

「全く、よく昼飯も食わずに寝てるよね。兄ちゃんは。」

弟が後ろから口を挟む。生意気な野郎だ。

「で、これからどうするんだ?」

「自由行動だってさ。どんな旅行だよって突っ込みたいね。俺は。」

兄のぼやきを聞きながら、俺は腕時計を左手首に付けた。

「んじゃぁ、俺はそこら辺うろついて来るわ。」

「は?お前飯は?!」

「テキトーに食ってくるわ。」

「6時までには戻って来いよ。晩飯食えなくなるからな!」

「分かったよ!そんじゃな。」

兄と弟はそのまま旅館に向かい、俺は名前もろくに確認してない街に駆け出した。

                   

「さぁ~って、どこに行こうかなぁ~?」

時計を確認した。2時17分。あと3時間43分ある。

「とりあえず、いろんな店をまわるか。」

行き当たりばったりな旅が始まった・・・。

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屍日記 【夏休み編】③

何で俺がサッカー部じゃないか?

話すと長くなるが、簡単に言えばフットサルをしてる奴らが好みだったからかな?

まぁ、別にサッカー部でもよかったんだけど。

それじゃ、ここいらでキャプテンに代わり、部員の紹介といきますか!

まず1年生。

木野 駿也(きの しゅんや)。童顔で弟キャラの可愛い奴だな。

上森 真(かみもり しん)。ボケ~ッとしてる事が多い奴だな。全く・・・。

そして2年。

佳山 勇太と佐藤 怜。そして、俺。

最後に3年。

大堂 誠(だいどう まこと)。大らかで、体格のゴツイ人だ。ちなみに、キーパーやってる。

そして、我らがキャプテン。

黛 進(まゆずみ すすむ)。なかなかのイケメンだな。爽やかだし。

以上が我々フットサル部のメンバーだ。個性派ぞろいで面白いぞ。

だから、毎回部活にも出てるのかも。

一中の近くには、市立の総合体育館がある。通称『総体』と呼ばれている。

そこで俺らも練習している。

今日の練習は9時からだったけど、一時間も早く来てしまった・・・。

まぁ、しばらくしてからみんな来たけど。

今日の練習は軽めのものだった。でも、毎回やってる練習が1つある。

それはな、鬼ごっこだ。はぁ?って思うだろ。

でもこれがきつくて、おもろいんだ。

なんたって、30mの正方形の中で、15分間もやるんだからな。

体力トレーニングにもなる。これもキャプテン様様だな。

これの鬼ごっこは俺が提案して、キャプテンが先生に頼み込んで実現した。

いや~、自由な部活に入れてよかった。ホントに。

「さて、ゲームやっかな?よし、チーム分けるぞー。」

キャプテン(黛さん)の指示により、みんなが集合した。

「大堂は向こうのゴールについてくれ。」

「おしっ!」

その他は1と2に分かれた。そして、全員配置につき、ゲームが始まった。

何回やっても飽きねーわ。こいつらと一緒なら。

今日も部活(?)を満喫する俺だった。

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屍日記 【夏休み編】②

どっさりと机に乗っかる宿題。見るだけで吐き気がしてくる・・・とでも言うと思ったか?

でもな、俺は宿題を苦とは感じない。しかも、終わらせるのが早い。

たいていは一週間で夏休みの宿題が終わる。

こんなものはテキトーにぱぱっとやれば案外早く終わるものだ。

暇つぶしにもなるしな。

俺はいろんな言葉を考えるのが好きだ。いきなりこんな話をするのもなんだが。

俺は時々暇つぶしの事を『暇滅ぼし』と言う。

みんなも大いに活用してくれてかまわないぞ?

それはさておき、早速宿題に手を付けた。

読書感想文はすでに終わっているし、自由研究も後もうちょっとで終わる。

テキトーに計画表を書いてみた。我ながらなかなかの出来だ。

美術の絵も空と山をかいて終わらせた。色使いにはこだわった。

時刻はすでに午後7時になろうとしていた。

ご飯を食べた後はずっと机に座りっぱなしだった。

                            

それから3日後。俺がどんな顔してたと思う?

それはそれは、お疲れ全開だったね。まぁ、寝ずにやってたからな。

だから、その日は一日中寝てやろうとした。暑くて午前の11時には起きたけど。

これじゃ、単なるがり勉だな。はは、いかんいかん。

さて、明日からは動きまくるぞー!!

っと、その前にもう一眠り。

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屍日記 【夏休み編】①

照りつける太陽、ゆがむ景色。むんむんと熱気が漂う。

夏到来!!って感じがすごいする・・・。

全く、誰か何とかしろよ!この暑さと地球温暖化・・・。

快晴なのは大いに結構。いや、曇ってて欲しかったかも・・。

汗だらだらになっちまったし、あまりの暑さに学校に来るのも時間がかかった。

8時をまわっちまってる。今は、教室の熱気に耐えかねてベランダにいる。

爽やかな風が髪をゆらす。ありがたいね。風って好きだわ。

「よぉ!ついに明日から夏休みだな。」

隊長め!せっかくいい気分だったのに・・・!朝からテンション高いんだよ!

肩組んできてんじゃねぇよ。暑苦しいだろうが!!

「まぁ、面白い事の1つや2つあるといいけどな。」

早く帰ってくれの意味も込めて、冷たく接してやった。

「それよく言ってるよな。」

「なぁ?」

「ん?」

「・・・・・・・・・帰れ・・・・・。」

「分かった、分かった。そんな気がしてたんだよ。んじゃ!」

分かってたんなら空気読めよ。このK・Yめ!

その後、校長のまとまりがなく、脱線しまくりの長ったらい話を聞き、

教室に戻り、大量のワークや部活動のスケジュール表などが配られた。

そういや俺が何部か言ってなかったな。

俺はフットサル部に所属している。まぁ、周りからは『同好会』と呼ばれているのだが・・・。

人数は少ないが、これでもクラブチームとやって勝ったことだってある。

結構有名なんだぞ?俺たち。

その日はラッキーな事に部活がなく、まっすぐ家に帰った。

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屍日記 【日常編】⑤

俺と佐藤が向かった先は、2年5組だった。

イラつく屍乃と、無表情な佐藤・・・・。実に面白い組み合わせだった。

「なんか面白い事思いつかないか?」

屍乃が佐藤に苛立ちとともに質問した。

なかなか返事が返ってこない。てか、考えるそぶりすらしない。

そして、2分後に返ってきた答えがこれだった。

「ナイ・・・。」

まぁ、普通そうだろうな。ふ・つ・う!!

「あーぁ!こんなつまらない昼休みなんて、世も末なんじゃねぇか?!」

頭をかきむしっていると、ちょうどよくチャイムが鳴った。

あーぁ。終わったよ、昼休み。時間とは時に残酷だね。

もうだめだ・・・。たぶん掃除の時は、絶望で動けなくなってるだろう・・・。

                                

(掃除後の休み時間)

言葉も出ない。つまらない。こんな時は、あれだ。うん。あいつのとこへ行こう。

2年4組の教室。

おっ!いたいた。珍しいツインテールの髪のあやつ。

「よぉ、柊(ひいらぎ)。ちょっと、みてくれないか?」

ゆっくりと後ろを振り向く。見るからに不思議な感じのオーラがでてる。

「報酬は?なんかくれるの?」

こいつは、柊 沙結(ひいらぎ さゆり)。霊感の持ち主であり、少々オカルトな奴だ。

「シュワシュワするアメ一個でどうだ?」

「もう1つ増やせ。じゃなきゃ、ヤダ。」

「分かったから、早くしろよ。」

「はいはい。えーっとねー・・・今日は行動を慎んだほうがいいみたい。」

「あんがとなー。」

アメを渡して、とっとと立ち去る。

ん?何をしてもらったかって?それはな、占いだ。今日の運勢を占ってもらったわけだ。

占いが得意な奴でね。これがまたよく当たる。

「まぁ、今日は明日に備えて、ゆっくりしますか・・・。」

いつの間にか、ベランダから空を見上げていた。

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屍日記 【日常編】④

昼休み・・・それは俺たち学生にとって、とっても楽しい時間だ。

しかし、ただなんとなく過ぎていく時間なんて、俺はこれっぽっちも面白いと思わなかった。

鬼ごっこをする奴。おしゃべりする奴。その他もろもろ。

うげぇ・・。何が楽しいんだろうね?俺にはサッパリだ。

毎日同じようなもんだろ?いい加減、飽きないのかね?

だから、俺は考えたね。

もちろん、「面白い事を」に決まってる。

ていってもな・・そう簡単には思いつかない・・・。

まぁ、とりあえずブラブラと屋上あたりでも行ってみるとしよう。

・・・。来てみたわいいものの・・人多いな屋上。

大人気ってとこだな。まぁ、最近解放されたんだし・・。

一中(小田市立第一中学校の通称名)はつい最近まで屋上は出入り禁止になってた。

だが、生徒のアツイ要望により今年度から解放された。

屋上にある立方体の出入り口。そこの上に佐藤 怜(さとう れい)が寝ていた。

あぁ・・どうしようかな・・声をかけるか、かけないべきか・・・・・・。

まぁいい。話しかけてやろう。

「そんなとこで何やってんだよ?」

「昼寝・・・。」

「そ、そうか。」

俺も佐藤のとなりにいって佐藤を見下ろす。

「昼寝楽しいか?」

「楽シクナイ・・・。」

あぁぁ!!話が続かない!何だ、この空気。こいつはいっつもそうなんだよな。

この棒読み野郎!ぜっんぜん、気持ちが伝わってこないぞ!

しかも喋り終わった後の ・・・。 はなんだ!?

はぁ、はぁ、喋りつかれたな・・。(実際には喋ってない。)

「お前、いつもここで寝てるよな。」

「他ニスル事ナイ・・・。」

「じゃぁ、俺に付き合ってもらおうか?」

「・・・分カッタ・・・。」

二人は屋上を後にした。

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屍日記 【日常編】③

1時間目・・いきなりの体育。

最悪だ。朝一でしかも寝不足なのに・・・。

さらに付け加えると、内容は陸上。

足が動きましぇ~ん。勘弁してくれよォ~・・・。

寝不足からか体が全然動かず、思うように走れない。

「どうしたんだ?そんな走りじゃ、普通以下だぞ?」

膝にてをついて、うつむいてる屍乃に1人の男が話しかけてきた。

「うるせぇぞ、特攻隊長。」

特攻隊長と呼ばれるその男は屍乃の横に座り込んだ。

「ひどいなぁ。俺には佳山勇太って名前があるのに。」

佳山 勇太(かやま ゆうた)がなぜこんな名前で呼ばれてるかだって?

それはな、そのうち分かる。うん。絶対。

「いいあだ名じゃねぇか。感謝しとけよ。」

「あはは。そういや君が付けたんだっけ?このあだ名?」

「そういやそうだったかもな。」

隊長のおかげで、少しは体が楽になったように思われる。

それからは、ずっと隊長と話しながら授業を受けていた。

午前中は何とか持った。しかーし、睡魔が襲ってくるのは午後からだった。

                       

午後。五時間目は国語。

しかも、担当の先生は話すばっかり。ノートなんかほとんどとらない。

黒板もほとんど使わない。

「あ”ぁ~、たひね~。ク○野郎が~。」

何たる問題発言であろう。

ほんのりと暖かい気候。そして、涼やかな風がほほをなで・・・

「ZZzzzzzzzzzzzzz」

もう我慢ならん。こんなにここちよいのは反則だろ。寝るに決まってる。

あぁ、まるで空を駆けているようなぁ~・・・ドカッ!!

後頭部に硬い何かが直撃していた。イテーなこの野郎!!

頭を押さえながら、殴られた方(後ろ)を向く。

そこには、日野 疾風(ひの はやて)がいた。

「今日は寝ないんだったよね?」

「だからって、殴る事はないだろ?!」

「ごめんごめん。こっちの方が手っ取り早いと思って。」

「ったく、次からは殴るなよ・・。」

そして、また教卓の方に向き直る。

疾風のおかげで、完璧に目が覚めてしまった。

本音をいうと、寝たかったなぁ・・・。

                           

結局、眠たいだけで、それ以外は何にも変わらない1日だった。

はぁ・・・・時間を無駄にしたな・・・。

帰り道。俺は、明日はどう過すかを考えていた。end

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屍日記 【日常編】②

朝だ!!朝が来た!!

ごく当たり前の毎日。吐き気がしてくるほどつまらん。

朝が来て、飯食って、学校へ行く・・・・普通だ。普通すぎる。

その普通を打ち砕くべく、俺は作戦を企てた。

その名も、『寝ずに一日過ごそう大作戦』!!

面白そうだ。スゲー面白そうなはず!

と思い、実行したのだった。

(話は昨日の夜にさかのぼる)

深夜1時。もうそれは始まっていた。

寝ずに一日を過ごすとどうなるのか・・・。

幻覚が見えたり、貧血になったりするのだろうか?

明日が楽しみ♪・・・って、もうその明日が来てるじゃん!

以外と夜は静かだった。田舎だからだろうか?

虫の声もあまり聞こえない。

まぁ、そんな事やあんな事を考えながら夜は更けていった・・・。

                                               

朝だ!!朝が来た!!

でも眠くはない。まぁ、そんなもんだろ。

仕度をして飯を食って家をでる。

自転車をこぎ始めて、初めて異変に気づく。

「あれ?なんか体が重たい・・・。」

動けぇぇぇ!俺の足ぃぃぃ~~~!!なんて叫びたい。

緩やかな坂を上っていく。その角度が妙にイラつく。

やっとの思いで、学校に着いた時には、もう8時をまわっていた。

フラフラの足取りで教室へ向かった。

そして、机につくや否や、机にへたり込む。

「もう無理です。社長・・・。」

明らかに狂いだした。社長って誰だよ。

眠たくはない。ただ体が重く感じられる・・いや、重いのは頭のほうか?

とにかくだるい・・。それでも、普通さを忘れられるだけましだが・・・。

さて、これからは睡魔との対決が待ってるんだろうな・・。end

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屍日記 【日常編】①

俺は、冴木 屍乃(さえき しの)。

何でこんな名前かって思ったろ?いや、絶対思ってるはずだ。

それは親が物好きだからさ。ちなみに俺は男だぞ。女だと思った奴罰金な。

だいたい、「名前に死の文字が入ってるってどんなんだよ。」って普通思うだろ?

でも俺もちょっと気になったけど、割り切った。

というよりこの名前は一応好きだ。

俺も親と同じ血が流れてるんだなってつくづく思うよ。

『屍乃』の『屍』を取って、俺は屍(しかばね)ってあだ名がついた。

みんなは嫌がるのか?俺はどことなくカッコいいと思う。

まぁ、俺の説明はそれぐらいにしておこう。

俺は一応、小田(こた)中学校の二年生をやっている。

毎日つまらない事ばかり・・・。なんか面白い事はこの世にないのか?

「世も末だね」 これが俺の口癖。

だが、俺はつまらない事を「つまらない」と割り切るほどあっさりしてはいない!

だから、毎日『面白い事探し』をやっている。

手段は選ばない。やりたいと思ったり、面白そうだなと思ったら、即実行。

楽しさを求めてどこまでも行こうと思ってる。

どこへだよって?そんなもんは、俺にもわからん。

俺の説明終わりと言いながら、終わってねぇじゃん・・・。

まぁ、いいか。

さぁ、夢と楽しさに満ちた学園生活が今幕を開けてくれるかな?end

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